カセットテープの音源をCDにしたい。そんな問い合わせを受ける。
今もカセットテープは現役であり、まだまだ日常で使っている人もいる。
私が学生の頃、90年代はカセットデッキも機種が豊富で、カセットテープもノーマルの他にハイポジやメタルなどの種類も店頭に並んでいた。音に拘ってちょっと値段の高いカセットテープを買ってみたり、カセットデッキのヘッドをクリーニングしたり消磁機でメンテナンスをする作業も面倒と思うことなく、音質をベストな状態に保つ手間が楽しかった。また使い込む程デッキに味がでるような感覚がある。
昔愛用していたCDラジカセはもう処分してしまったが、慣れ親しんだカセットテープの音は今も身近にあってほしいという思いがあり、スタジオにはTASCAM 112MkⅡというカセットデッキを置いている。ベストな状態で再生できるようにメンテナンスをしておこうと思う。
79年製のカセットMTR TEAC144で録音した温かみのあるアナログテープそのままの音をデジタル化した透機音の楽曲「久遠の花」もぜひ聴いて頂きたい。
